メッセージ

環境資源学専攻

(教員)石橋康弘(環境共生学部学部長・教授)

環境資源学専攻は、平成11年4月に人間と自然が共存していく際の諸問題を総合的に捉え、その方策を追求し、地域の発展と人間福祉の向上をめざすことを理念として環境共生学部の1専攻として設置されました。その後、平成20年4月に環境資源学専攻、居住環境学専攻、食健康環境学専攻の3専攻に改組され現在に至っています。

専攻において学ぶことのできる学問領域は多岐にわたっており、学際的であることが大きな特徴です。そして、「環境」に関わる諸問題について、総合的に捉え理解できる人材の育成を目的としています。1年生から3年生の間に学ぶ専門科目において、幅広い学問領域について学び、知識を深めて頂きます。さまざまな環境問題を克服し、持続可能な社会の構築が求められている現在、「環境」に関して幅広い知識を有する人材に対する要望は、ますます高くなっていますので、就職活動を有利に進めることができるでしょう。また、3年生の後期からは研究室に配属され、卒業研究を通して専門領域について深く学んで頂きます。本専攻で4年間過ごすことにより、「環境」に関する幅広い知識を有し、専門領域に関して深い知識をもつ人材が育成されることになります。さらに、深く学びたい方は、大学院の博士前期課程(修士課程)および博士後期課程(博士課程)に進学して、研究職、開発職等の専門的な職業をめざすこともできます。実際、本専攻では、半数近くの学生が大学院に進学しています。

大学は4年間で多くのことを学びますが、大学で学んだことを社会に出て役立てている方は少ないと思います。しかし、本専攻の卒業生は大学で学んだことを活かす職業に就いている割合が高く、特に、大学院を修了した卒業生は、自分の専門領域を活かすことのできる職業に就いている割合が高くなっています。「環境」領域への就職を希望されている方、私たち環境資源学専攻の受験をお勧めします。入学されましたら、専攻スタッフ一同、全力でサポートします。

吉本圭佑(11期生)

私は、公害の原点である「水俣市」で生まれ育ち、幼い頃から環境教育を受ける機会が数多くありました。その経験を通じて環境問題に興味をもつようになり、より専門的に環境のことを学んでみたいと思い、環境資源学専攻に進学しました。

環境資源学専攻は、環境科学を実践的に学ぶことを重視しており、教室で行う講義に加えて、野外で行う実習や実験を通して知識の応用能力を養います。また、学生定員30名を10名の教授陣と5名の研究室助手でサポートする少人数教育を行っており、きめ細かい教育体制が整っています。学習する専門分野も多岐にわたり、水・海・植物・森林・環境化学・大気などのことを幅広く学んだ上で、最終的には自分にもっとも合った分野で卒業研究に挑戦できます。

現在、私は本学の研究室助手として勤めており、研究室に配属された学生に対して実験指導や補助を行っています。大学時代に学んだ専門知識や技術を活かして研究の質の向上に努めつつ、研究の面白さや達成感を味わってもらえるような指導にも注力しています。

大学生活には多くの自由な時間があり、この時間の過ごし方によって将来が大きく変化します。さまざまなことに興味をもち、挑戦することで自分の可能性を広げる期間にしてみてください。きっと充実した学生生活になると思います。

中野千尋(15期生)

私の学んでいる環境資源学専攻では、さまざまなフィールドワークがあり、いろいろな体験をしながら環境問題を学習することで、教室での授業だけでは身に付けることのできない知識と技術を身に付けることができます。また、環境資源学専攻では徹底した少人数教育が行われているため、先生方から手厚い指導を受けることができると同時に、同級生や先輩・後輩との強い絆を築くことができます。このお陰で私自身、フィールドワークや実験・実習、定期試験および就職活動を乗り切ることができたように思います。そして、この苦楽を共にした友人は、今後の人生に欠かすことのできない貴重な存在になるだろうと考えています。

環境資源学専攻には、化学、大気、海洋、植物などに関する9つの研究室があり、いずれの研究室においても環境問題を意識した研究を行っています。3年生の後期になると、学生全員がいずれかの研究室に所属し、関心のある分野を集中的に学び、卒業論文を作成することになります。私は「資源循環化学研修室」に所属し、バイオマスの利活用計画の事業性評価について研究を行っています。内定を頂いた就職先と関連のある研究テーマであり、とても充実した毎日を送っています。

以上のように、環境資源学専攻では、環境問題に関することを幅広く学んだ上で、研究室に配属されることによって、専門領域について深く学ぶことができます。環境問題に興味のある高校生の皆さん、是非とも環境資源学専攻に入学し、充実した大学生活を送ってください。

居住環境学専攻

(教員)辻原万規彦(教授)

居住環境学専攻は、自然環境と人間活動との共生のあり方について教育・研究することを目的とした環境共生学部にある三つの専攻のうちの一つです。

居住環境学専攻では、他大学の工学部などで学ぶ、これまでの「建築学」をベースにして、居住環境に関するいろいろな環境問題も含めた「居住環境学」を学びます。その対象は、「すまい」だけではなく、さまざまな建築物、まち、むら、それに都市などの地域も含みます。

居住環境学専攻で学ぶ専門分野としては、大きくわけて、建築計画、地域計画、環境・設備、構造・材料の4つ分野があります。しかし、それだけではなく、これらの分野に関連するいろいろな分野も学びます。いわゆる文系の分野も含まれます。ここに、「居住環境学」の面白さがあります。
大学でも、高校までのように何かの知識を覚えることも大切ですが、それ以上に、どのように考えるか、どうしてそう考えるのか、ということに取り組んで欲しいと思います。ここに、大学での学びの面白さがあります。

居住環境学専攻での4年間で皆さんが大きく成長できるように、私たち、居住環境学専攻の教員とスタッフ一同が一緒に歩んで行きたいと思っています。この居住環境学専攻で、皆さんのよりよい将来を目指して、私たちと一緒に勉強してみませんか。

河村 渓(10期生)

私は現在、住宅メーカーで設計の仕事をしています。私は大学で建築業界の幅が広いことを知りました。建築と一言で言っても、デザイン、構造、環境設備、まちづくりの分野、他にも公共建築、住宅、インテリアなどさまざまな分野があります。それぞれの分野でそれぞれに奥が深いので、いつになっても新しい発見ができる業界です。私はまだまだわからないことだらけですが、勉強すればするほど面白くなってきています。皆さんには大学の4年間で建築のどの分野でも構わないので、ひとつでも興味をもってもらいたいと思います。そして、大学生活を有意義に使って自分の世界を広げてください。。

西口昂輝(17期生)

私が在学している居住環境学専攻では、建築のことについて学ぶことができます。さらに、環境共生学部という枠の中で、建築のみならず環境に関する勉強も行われ、幅広い知識を身につけることができます。デザイン実習は、締め切りなど大変な面もありますが、自分でコンセプトから考えた建物を図面に起こすことは楽しく、最終的に友人と発表しあうことができるため、とても充実した時間となります。3年生になると、中庭プロジェクトという実際に物を作れる学生主体の活動もあり、とても楽しみです。

2016年度は熊本で大地震が起こり、熊本県立大学が被災地にもっとも近い大学であったため、被災地の支援などに参加する機会がありました。私自身も被災したこともあり、この活動に参加し、1/1の大きさの仮設住宅の模型つくりや、工具を使い家具を作るなど貴重な体験をさせていただきました。この活動は今後も続き、学部や学年を超えての交流があるため、今まで以上に大学生活が充実し、楽しいと感じるようになりました。皆さんもぜひ居住環境学専攻に入学し、大学生活を楽しみましょう。

食健康環境学専攻

(教員)友寄博子(准教授)

「熊本産で健康に」

私が専門としている栄養学は不足を補うことから始まり、過剰を是正し適切な摂り方とは何かを考える学問です。さらに、食品に含まれる未知の成分や機能に注目して、ヒトの健康に役立てる研究をしています。

『あぶら』は一般に敬遠されがちですが、その中には必須脂肪酸という、ヒトの健康になくてはならない栄養素があります。その一つであるn-3系脂肪酸は、栄養機能食品としても国にその表示が認められるようになりました。このn-3系脂肪酸を多く含むエゴマは、熊本県の中山間地で広く栽培されている上、無農薬・無肥料での栽培が可能で、新しい油資源として注目を集めています。本研究室では、熊本県産のエゴマ油を使って、肥満・糖尿病マウスへの影響を検討したところ、抗肥満効果が期待できる結果を得ました。そのほかにも海苔の抗糖尿病効果や晩白柚果皮の活用法など、熊本県産の農水産物の新たな健康機能性を明らかにする研究を進めています。ぜひ当専攻で一緒に学び、ヒトの健康に役立つ研究をしましょう!

田渕未来子(14期生)

私は今年の春に卒業し一般の会社で管理栄養士として主に特定保健指導をしています。学生の頃「なんでこんなこと…」と思っていた統計や卒論は今では事業報告書の作成や計画立案にとても助かっています。県立大では国家試験のための勉強はもちろん、管理栄養士として社会に出てから必要な知識や考え方も学ぶことができます。少人数だからこその専攻の団結力も県立大ならではです!

受験生の皆さんにもぜひ県立大の良さを感じてもらいたいです。とても大変な時期でしょうが応援しております。頑張ってください。

黒木菜央(15期生)

私は小さい頃から食べることが大好きでした。この専攻で学ぶうちに、その大切さや体への影響を知り、ますます興味が深まりました。座学だけでなく、実習や実験で体験しながら学べるのがすごく楽しいです。私は栄養教諭を目指していますが、病院や行政、食品会社への就職を目指す学生もいます。自分の生活も見直せますよ。ぜひ一緒に勉強しましょう。

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